設立について

名称、創立

名称

自転車百哩走大王

愛称

自転車百哩走大王

大会参加時のチーム名

自転車百哩走大王(文字数制限ある時は、短縮して「百哩走大王」)

創立

1995年(平成7年)10月

設立経緯

■軽い気持ちで大失敗

1992年(平成4年)、代表平本が、ロングライド十勝大会に参加したときのこと。
レースではないから楽勝さ。甘い気持ちで鼻歌気分。調子に乗って前半に飛ばしすぎ、気がつけば、距離とアップダウンと暑さでヘロヘロ。大平原の1本道には飲料自販機すらなく、のどはカラカラ。お尻は痛くて、座っていられない。次々と追い抜かれ、最後尾で這うようにゴール。

■ビリでがっかりしていると…

落ち込んでいると、役員さんが、「完走おめでとう。よかった、よかった。さあ、冷たい飲み物あるよ、美味しい食べ物あるよ。」と、わがことのように喜んでくれた。苦労したぶん、完走の喜びは大きかった。走りながら、共に励まし合い走ったサイクリストとの交流も心に残る。そうか!完走すればいいんだ!それが勲章なんだ。

■ロングライドに開眼

「ウ~ン、速いだけではだめ。ペース配分、補給、疲れにくい機材の工夫。こいつは奥の深い遊びだ!」と気付いた。もっとロングライドを楽しみたい。さらに、その背中を押したのが「ニューサイクリング」誌1993年7月号の木谷隆氏の記事。「出戻りサイクリスト変身潭」と題し、アメリカのロングライドと、それを走るサイクリストの姿を紹介している。これだ!と膝を打った。

■一人で走ってもつまらない

愛好者のクラブがないかと探し歩いた。しかし、どこにも自転車長距離走を活動の中心に据えたクラブがない。それらしいクラブもあった。しかし、長老を中心とした上下関係があったり、速い遅いへのこだわりが強かったり。こりゃあ、余暇を楽しむどころではないぞ。

■え~い、それならば

我が国唯一のロングライド愛好者の集まりとして、1995年にサイクルスポーツ誌上で仲間を募り、会を立ち上げた。現在では、会員数200人を数え、我が国最大の自転車長距離走愛好クラブに成長した。

所在地、会是

クラブ所在地

事務局グループ内に設置

会是

自転車遊びの原点は「遠乗り」。当会では、順位やタイムを競うレース指向を排している。個々のペースで長距離を走り、健康増進を第一に、大人の余暇として、ロングライドやサイクルマラソンに取り組んでいる。

■先輩後輩、上下、遠慮は、一切なし

皆平等、相互尊敬の精神で参加されたし。
あなたの会です。ボランティア精神で会を盛り上げよう

■活動は、できる範囲で、息長く、適当に

リキんでやったら長続きしない。肩の力をぬいて、テキトーに楽しもう。

■「がんばる」は禁句

ガンバル! のは仕事中にどうぞ。余暇なのだから、存分に「楽しもう」。

■大会の「完走」を重視

登山でいう「日本百名山踏破」のように、完走を重ねることこそ重要

会の位置づけ

行事主催者がロングライドの「生産者」だとすると、当会は、自転車遊びの「消費者団体」。サイクリング統括団体や自転車競技団体の傘下に属さず、あくまで独立した、「自転車長距離走愛好者のクラブ」として活動する。企業のスポンサードも受けず、義理やしがらみのない、自由な活動を基礎に置く。

特に、隠れキリシタンのごとく全国に散らばる愛好者の交流団体として、次に力を入れる。

  • 愛好者が独自に研究を重ねた「長距離走のノウハウ」を交換
  • 愛好者が切実に感じる、大会の要改良点を提言
  • マスメディアへ「楽しい自転車長距離走」を発信
  • 愛好者の親睦と行事普及をはかる「自転車長距離走ミーティング」(夏・冬の年2回)の開催

さらに、イベントの参加者(=消費者)の立場から、よりよいロングライド環境が生まれるように、積極的にロングライドの振興や宣伝、啓発に努めていく。

当会の遊びの対象

遊びの対象

舗装路において、日中に行われる、ロングライド、サイクルマラソン、グランフォンドで、次のルールのもとに行われるイベント。

  • 交通ルールを守る
  • タイム計測がない(ほうが望ましい)
  • 一本道、往復、八の字のコースを設定している
  • 制限時間内の完走者は、等しく栄誉を授与される
  • 他の参加者は、ともに完走を目指す「仲間」である
  • 自転車雑誌のイベントガイド欄で、行事を告知している
  • 部門分けは「脚力」「年齢」「男女」ではなく、「距離」による
  • 歴史ある街道を辿ったり、半島1周など、ストーリー性あるコースをである
  • 参加者個々が、バラバラのペースで走る(集団走ではないほうが、望ましい)
  • 朝にスタートして、日中に走り、夕方にはゴールする(美しい景色を見ながら走る)

1日の走行距離と当会の対象

自転車でフィットネスしよう!と始めた人。
自転車走が楽しく感じられるようになった人。
そして、もはや病みつきになった超上級者まで。
当会の対象は幅広い。

初級者60km程度~
中級者90km程度 。
ロングライドで(ハーフの部)80km
上級者ロングライドは120kmから。
ロングライドで(フルの部)160km
超上級者
(仙人級)
サイクルマラソン200km~
※日本最長の大会下北半島ロングライドの310km
複数日では、新日本海フェリー協賛の京都~小樽1900kmですね

これは対象外

次の要素を含む大会は、自由な遊びの精神が見られないので、守備範囲外です。

  • 一列縦隊で、固まって走る
  • 周回コースをぐるぐる回る
  • スタート時にピストルを鳴らす
  • 大会を「レース」、参加者を「選手」と呼ぶ
  • タイム計測による競争で、順位付けがある
  • トレインを推奨し、他力本願の完走を認めている
  • 昼夜の別なく走る(夜では沿道の景色が見られない)
  • 往年の有名ロードレース選手が「ゲスト」として珍重されている
  • 他の参加者は、「仲間」ではなく「ライバル」。脱落すれば自分が上位になれる
  • 信号厳守の規定がないなど、沿道の一般市民に理解される行事となっていない

ロングライドとブルベの違い

ブルベは、フランス発祥の遊び。フランスに本部を置くオダックスクラブパリジャンが統括している。日本では、その下部組織に当たる「クラブ」を作り、フランスの本部と連絡を取りながら運営している。認定は最終的にフランスにしてもらう。メダルもフランスから授かる。それは本部が運営するパリ=ブレスト=パリ出場につながるのだが、

か、しかし、なんでフランスに認めてもらうのか?
日本にはロングライドやそれを楽しむ土壌が貧弱だからか?

いえいえ、春夏秋冬、山海平原、歴史風物を生かした、すばらしいロングライド大会が150余りもある。国内で十分に楽しめる環境が整っている。
なのに、なんでフランスの発想やイベントを崇め頼るのか?そこがどうにも腑に落ちない。

時代は、今やJAPANオリジナル。東アジアを中心に世界各国から日本のロングライドに参加する外国人サイクリストが増えている。日本のロングライドを盛んにしよう。
そこで、当会はのクールな「大王資格」認定を始めたというわけ。みなさん、どんどんロングライド大会に行きましょう。

ま、それはさておき、日本のブルベはオダックスジャパン(AJ)が主宰する長距離走イベント。西部日本自転車連盟和風自転車人認定之会でも、AJとは別個に実施している。

その内容は、ロングライドを超えた、遙か上のレベル。

  • 距離最低200kmから国内では600km。欧米の大会では1200kmやそれ以上も
  • 走り方スタートしたら、休憩仮眠をとりつつ、昼夜の別なく一気に走り通す。
  • コース距離と安全性が考慮される。ストーリー性はややうすい。場合によっては、大型トラックが爆走する深夜の国道筋なども走る。
  • 責任長時間ゆえに、疲労蓄積から注意散漫になり、接触・転倒の可能性がふくらむ。脚力以外に強い精神力と安全に対する自己責任が求められる。
  • スタイル脚の合う者同士で小集団となり、協力して風除けになったり引っ張り合い、ゴールを目指す。複数で走る方が確実にゴールできて、夜間は安全。

(参考:ロングライド=大人の自転車大冒険として極力単独走で自らの力を試す)

よって、ブルベはだれにでもお勧めとはいかない。これはもはや、当会のレベルを超えている。 ロングライドとブルベを他の物にたとえると、普通免許と大型2種免許、中学高校と大学院、普通酒と大吟醸酒。同じ自転車長距離走とはいえ、グレードが全く違う。

おさらいすると、

1)スポーツ自転車を買って、走り方に慣れてきた
2)さあ、もっと走ろう、遠乗りしよう。そう考えたら「百哩走大王」へ入会
3)大会に出て、日本オリジナルの資格認定「大王」や「帝王」を獲得していくぞ

やがて、より高度な長距離走に挑戦したくなったら、「ブルベ」へ

4)それはフランス人のクラブから認定してもらう、世界につながる高度な分野
AJの地方組織に入り、ブルベ開催を支え、その発展に尽力してはどうだろうか。
まずは、当会でロングライドの長距離走に慣れてから、ブルベに挑戦してみよう。

会員、組織

会員

198人

会員住所地

国内:北海道~沖縄県
海外:米国=2人、英国=1人、

年齢

30歳~70歳超

男女構成

男性165人、女性10人

会員資格

30歳以上で当会の趣旨に賛同できる方(自転車の経験や脚力は不問)

年齢制限の理由

  • 若いうちは、競技に燃えてほしい
  • セルフマネジメントができる年代でないと、当会のシステムで遊べない
  • オトナには、信号を守るゆとりがある
  • 実務経験を積んでいるので、走行会その他自主企画行事を立案実施できる

組織

  • 会員
    • 支部
      • 北海道
      • 東北
      • 関東各県
      • 甲信越北陸
      • 東海(静岡)
      • 東海(中京)
      • 関西
      • 中国四国
      • 九州沖縄
      • 海外
    • 行事
      • 夏合宿
      • 冬総会
      • 練習会
      • 交流飲み会
      • サイクルモード展示
      • その他いろいろ
    • 地元歓迎委員会
      • 地元大会に参加する
      • 他地域からの会員を
      • 宴会等で歓迎する
    • 大王グッズ
      • ステッカー
      • ノボリ旗
      • 大王ジャージ
      • ウインドブレーカー
      • ビブス
      • 展示パネル
      • テント
      • 誘導板
    • 幹事会
      • 事務局グループ

役員

方面幹事

当会の理事として重要事項を決定します

北 海 道=選任中
東北=選任中
関東= (東京)選任中(千葉)選任中(埼玉)和田氏
(神奈川)長谷川氏(茨城)選任中(栃木)選任中
甲信越北陸=選任中
東海=(静岡)選任中(中京)=東出氏
関西 =渡辺氏
中国四国=大西氏
九州 =選任中
大王海外=

事務局グループ

事務局として会の運営の実務を担います

有資格指導者

我が国で日本サイクリング協会公認指導者数を公表しているのは、当会のみ。
平成25年11月現在指導者20人。会員に占める指導者比率1パーセント

■サイクリングディレクター(日本サイクリング協会公認資格)3人

和田順雄氏、岩間康徳氏、平本雅典氏

■サイクリングインストラクター/リーダー(日本サイクリング協会公認資格)16人

真崎史嗣氏、石田聡氏、大山等氏、宮野満氏、横山達雄氏 、花積三千夫氏、佐藤靖氏、神宮司泰義氏、平松利典氏、阿部淳一氏 、佐藤頼泰氏、古賀基生氏、奥村耕一氏、前澤俊彦氏、片貝京治氏 、堀内俊文氏

財務会計

会費

年 3,000円

取引金融機関

ゆうちょ銀行郵便振替口座 00230-4-37673

会員活動の基本

会は、皆さんに遊びのきっかけを差し上げるにすぎない
きっかけを得たら、あとは自分で行動するシステム。大王でおおいに遊んでいただきたい。

遊び方1個々に全国各地の大会に参加し、参加の成果を事務局に連絡する。
日本百哩走大王ランキングのポイントがグングン増える。
遊び方2会の公式行事に参加して、走りを楽しむ。会報やメール通信に投稿する。
遊び方3ボランティアとして、会員に呼びかけて練習会や飲み会を実施する。
遊び方4大王グッズ(ステッカー、ジャージ)作成など、大王で好きなことに取り組む

クラブジャージ

意匠悠々と坂を登る 「大王さま」 をあしらう
チーム名漢字で力強く 「自転車百哩走大王」
襟と袖ロングライドへの情熱を示す 「赤」
腹部と背中なめらかな走りを示す 「黄から赤へのグラデーション」
製作パールイズミ社、ウェイブワン社、チャンピオンシステム社

なお、このジャージに、いったん袖を通したが最後、みっともない走りはできない。「赤信号をちょろまかす」、「車じゃないのに交差点を右折レーンで曲がる」など、もってのほか。背中の「大王さま」が泣いているぞ。
模範的走行マナーながらも、制限時間をゆうゆうクリアする。真の勇者のみが着用を許された、栄光のジャージである。

クラブ公式行事

・忘年会新年会=各地支部ごとに懇親を兼ねて
・ポジションチェック練習会=講師を招きクリート位置や乗車ポジションを修正
・2月第3日曜年次総会兼自転車長距離走ミーティング
=大王の資格表彰、自転車界有名人の講演、愛好者や大会主催者さんとの交流
・雪合宿=有志が呼び掛けてスキーで鍛錬。夜はウイスキーでも鍛錬

・7月第3週末ロングライドの夏合宿
=各支部持ち回り、1泊2日、1日目は160km程度のライドと夜の交流会、
2日目はお好みで、ヒルクライム練習会とグルメライドに分かれる

・9月 秋合宿=西日本、東日本それぞれで有志が呼び掛け
・11月 サイクルモード出展=ブースを出して、ロングライドの楽しさを発信
輪行やパンク修理の講座開催、あなたの経験が生きる

通年

・ゆっくり長距離練習会=各地の会員が自発的に実施
北海道、東北、埼玉、東京、神奈川、東海、関西、瀬戸内
・私はここへ行く=大王通信で呼び掛け、誘い合って各地大会に出かける
・飲み会=自転車談義が楽しい

活動拠点

当会は独立組織、どこのショップにも属さない

これは、かえってメリット。活動に何の制約もない。
大王さまの旗のもと、各人それぞれ、居住地がどこであれ、休日がいつであれ、自由に活動できる。

周囲に会員がいなくて、心細い

そういった心配は、全くご無用。いまやメールやSNSでいくらでも情報交換できる。
距離的な問題は、ITによって解消された。メール通信「大王通信」や大王 Facebook ページでコメントすれば、疑問点は解消し、練習会や飲み会の仲間を募るコトも簡単。便利な時代になった。
当会は、クラブというよりは、むしろ、情報交換組織といったほうが正確かもしれない。

会員の顔合わせ

顔合わせは、各地大会や会の行事で
大会会場で仲間を捜す目印は、大王ジャージや大王ノボリ旗。

また、各地の練習会、夏合宿、交流飲み会など、会の行事が数多く開催されている。これらに参加すれば、会員諸氏との交流ができる。
そればかりか、走り方やアイデア溢れる機材の工夫を目の当たりにでき、よい勉強になる。

資格認定

資格

自転車百哩走大王1日の走行距離が、120km以上の大会を12大会完走
自転車百哩走帝王完走数をポイントに置き換えて、通算50ポイントで
自転車百哩走皇帝さらに、通算100ポイントでに認定
自転車百哩走大帝通算160ポイントで認定

「大帝」は、早い人でも達成に20年はかかる。自転車界でもまれな難関資格である。

達成者

驚くなかれ、実際に120キロ以上の大会を160回走った大帝は、すでに2名
100回走った皇帝もすでに15人
50回の帝王は45人
初級の達成目標になってしまった大王は、105人

会員の心得

マナーを守る

  • 交通ルールの厳守(故意に信号無視する者は即時退会処分、クラブジャージ没収)
  • 大王7原則の実行(詳しくはこちら)
  • 加害事故に備えた傷害保険への加入

会員ボランティア

各地の練習会や飲み会の企画

一人で走るより仲間がいれば心強い。いつものマイ練習コースに仲間を呼んでみよう。きっと楽しく効果ある練習になるぞ。

地元歓迎委員長

地元で開催される大会があると、会員諸氏は、自ら地元歓迎委員会実行委員長に名乗り出る。遠征してくる当会会員に、あれこれ便宜を図るためだ。特製地図を作ったり、観光案内したり、ゴール後の入浴場所を紹介したり、前夜祭とか反省会と称して宴会をやったり。

一人でイベントに参加しても、現地へ行けば、仲間いて、再会を喜ぶ。一人で走っても、ゴールには、仲間が待っている。これがうれしくて、次に自らの地元で大会があれば、今度は、自分がホスト役となって、遠方からの会員に喜んでもらおう、というわけだ。

方面幹事や事務局グループで当会を盛り上げてください

全くの「名乗りで制」。当会の実務は、方面幹事さんや事務局グループ、活動のボランティアが、練習会や宴会、夏合宿や冬の総会の運営などを支えている。日ごろの本業で培った技を大王でいかんなく発揮している。さあ、次は、あなたの番だ。

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