百哩走大王通信2242号

自転車百哩走大王通信 第2242号 2023/2/19 発行

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不明点を、どうぞお尋ねください。

■ 本日の冬の自転車長距離走ミーティングの講演は、興味深いお話が続々。面白かった~!! ■

講演者は乗鞍ヒルクライムコースの途中にある「冷泉小屋」を復活させた村田淳一さんです。
https://funq.jp/randonnee/article/812193/

村田さんと奥様から直接話を聞ける機会は、本当に貴重でした。

乗鞍・冷泉小屋
乗鞍・冷泉小屋 - 「いいね!」1,996件 · 18人が話題にしています · 280人がチェックインしました - 中部山岳国立公園にそびえる名峰乗鞍岳。その中腹2100mに建つ山小屋「冷泉小屋」。2023年10月23日〜2024年6月まで冬季休業中。

【 なんと速報! 村田さんのお話しの概略 】

CM制作業界で働く。山登りやカヌーで遊ぶ。サラリーマン転覆隊でも。それ以外にもママチャリで四国88カ所お遍路さん。ママチャリでねぶた祭を見に行く。などもしていた。

会社の新規事業で「山小屋の活性化、若い人に山小屋は好かれない。」取り組んだが、会社の新規自業としてはできなかった。個人でどうかな、と考えてきたが、焦っていなかった。
白馬八方も考えていたが、冷泉小屋のオーナー募集がヤマケイに出ていた。それで関心を持った。

でも、自分は焦らす、なんだかゆっくり考えていた。一方、オーナーは継承を熱心に考えていた。小屋を閉めた後も、毎年部屋に風入れして、掃除をしてきてくれていた。応援団もハシケンさんなどが登場した。だんだん本気に考えていくようになった。

そもそも小屋は1931年創業。マイカー通行禁止で登山客が減り、閉じた。

自分は、小屋のポテンシャルを考えた。乗鞍高原から上ってきて、最小に現れる山小屋。でも閉まっていて、ガッカリ、というところ。

山小屋としては中途半端、山頂にあるわけではない。縦走できない。バス道路沿い。
でも、日本に21座しかない3000m峰。そこへバスが通る。初中級者で山登りを楽しむ人が、バスで来て、容易に山に登る。そして降りる。そういう楽しみがあってもよいのではないか。低山から始めてステップアップ。そうではなくてバスで山登りの楽しみができるのではないか。山上りでもおし、上らなくても山を楽しめる場所になっている。
自転車乗りの人たち。泊まって、朝ごはん前に上る。誰もいない時間帯に上れる。これも喜びになるだろう

ハシケンさんは、いきなり飛び込んできた。ハシケンさんとお父さんお母さんが乗鞍を上ってきたときに、この小屋開くのですか?って飛び込んできた。すごい勢いだった。その時はふ~ンと聞いていた。しかし、後日また押しかけて来た。何でもやります。っていう。仲間になってもらった。でも、ハシケンさんが来て、自転車乗りのことや、ここに小屋があることで、事故防止や環境整備ができることを知り、今や貴重なメンバーに。

ハシケンさんは、各地の上り坂でも乗鞍が一番好きという。その情熱が貴重。彼が多くの人を呼び寄せてくれた。チャリダーの筧五郎さん。金子広美さん。

メンバーは、まずは奥様。
「本人が急に始めてびっくりした。旦那はお金の勘定が全くできなくて、大変。本当にプロデューサーか?」と苦笑。川本さん(北九州から押しかけてきた)。シェフ岡村さん(食の関係で来た人。スノボに専念したいから春から秋までしか働けない。おやピッタリと、頼んだ。)。小屋番の木藤さん(元の職場の同僚)。

役所に書類を出すのが大変だった。事業継承は前例がないから。登記も大変。林野庁、環境省など、あれこれ。保健所の審査も必要。でも、何とか受け付けてもらえた。

資金はクラファン。ハシケンさんなどから自転車関係者へ働きかけてもらえた。もう一つのクラファンもして合計2500万くらい集まった。内装を一からやって、けっこう費用が掛かった。あとは自己資金。なんとかなりそう(奥様は、全然、とのこと)

運営にかかわる人集め。インフルエンサーに参加してもらったが、自分ごとにならないため、続かない。一方で、自分から手を挙げて、わざわざ参加してくれた人を中心に運営コミュニティを動かした。床はりや壁塗りも有志の人。ご飯出すだけで集まった。ボランティアで来た人が口コミで客を呼ぶ。自分たちが楽しんで関わってくれる人が集まってきて盛り上げてくれる。人が人を呼ぶ。

楽しそうにしていると、困っていても助けてもらえる人が現れる。今困っているのは、発電。現在はポータブルバッテリーで賄う。できれば、冷泉で水力発電したい。現在は麓でバッテリーを充電。屋根自体がソーラーパネルの会社に連絡している。大学とつながることもしたい。

Q=思った通りの運営になっているか?
A=エネルギー問題は手が付いていないし、まだまだ。

Q=自転車関係のの充実はどうか?
A=レッスンを考えている。安井さんやハシケンさん。雲海を経験できるようなツアーをしたい。レースは違うなあと。

初めて昨年ヒルクライムを見た。感動してしまった。寸胴の蓋を叩出で応援した。速くない人にもドラマがある。全員上り終わるまで応援しなければ。と思った。感動。応援する場所ってなかなかない。冷泉小屋に泊まって応援する。あるいはそこへ泊ってもらって後夜祭をしたい。宿泊イベントをしたい。あの一体感はすごい。また、できれば自転車関係のアパレルを置いてみたい。

冷泉小屋だけではなくて、乗鞍一体としてつながりたい。来た時に周辺を含めて楽しめる場所にならないとダメだなあ。面として喜んでもらえる場所に。売り上げが地元に落ちるように。活性化したい。お父さんがヒルクライム、家族は高原で楽しめる場所になるといい。

※オーナーはワイン好き。おいしいワインを用意しています。

Q=マウンテンバイク用とロードバイク用のチューブが欲しい。自販機でもよい。記念品は欲しい。キャップ、Tシャツ、ジャージ、サコッシュ。ちゃんとしたデザインならなお良い。
何回上ったかがカウントするシステムを作る。掛川になる。認定する手数料を取る。回数に応じて武道の道場のように札を掛ける。札代を取る。タイム計測システムがあっても良い。聖地ということを活かしていない。

A=地元は聖地と思っていない。バスの位置情報を伝えるアプリがあるといいが、アンテナが無くて難しい。スターリンクを使うことも考えている。

Q=他の高地のルートと結びついてはどうか?台湾とつながるとか。しまなみも台湾とつながっている。お客さんがいるのは東アジアだ。六甲山にある。毎日登人がいる。

A=いいですねえ。

Q=グルメライドが流行り。冷泉小屋まで来て美味しいものを食べる、っているのがあればいい。アイスもあるといい

A=なるほど!

(以上)

※続きは、吉池食堂の交流飲み会に続く。いやいや、楽しみだ。

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